watanabiの日記

健康法や普段思っていることを、いろいろ書いています。

僕みたいに失敗しない為の英語のやり直し方3  -音読編- 


ここでは、超簡単にそれっぽく発音するコツと効果的な音読の練習法に触れようと思います。
英語の勉強に行き詰っている時、色々調べたら音読がいいという情報を得ました。何でも英語学習は言語中枢を刺激する事が大切で、今までの読むだけの勉強では、その中のヴェルニッケ中枢(言語理解領野)しか刺激できず有効でないとか。もう一つのブローカ中枢(言語動作領野)を実際に英語を発声して刺激する事で、二つの中枢が相互作用を起こすので効率良く英語回路を作れるらしいです。
こういう専門用語で押されるのに滅法弱い僕は、早くブローカ中枢を刺激したくなり、早速音読の練習を始めました。

音読は英語回路(基礎)を作るためのものです。英語を『分かる』状態から『使える』ものへ、『知識』から『スキル』変えるのが目的です。なので、簡単な教科書でやりましょう。英語を英語のまま理解する能力、リスニング、発音など英語を使うための能力が総合的に高まるので、音読は絶対にやったほうがいいです。

英会話・ぜったい・音読を買いました。CD付きで1200円なので結構リーズナブルです。ナレーターも各章ごとに違っています。標準編は中学3年レベルで、挑戦編は高校1年のレベルです。
違う音読の教材を選ぶときは必ずCD付きの物にしましょう。対象レベルは音読を始める前にTOEIC470〜600の人が中学3年レベルの標準編でTOEIC600〜が高校1年のレベルの挑戦編だと書いてありました。これによると、僕のレベルでは中学3年未満のから始めるべきなのだけれども、簡単過ぎる文は単調だし飽きそうなので、中3レベル文章の音読から始めちゃいました。


  

実際にやってみる。

音読をしてみると驚く事がありました。それは自分の発音の下手さです。僕の周りでは中学高校時代の英語の授業で、教科書を発音良く読む人に「何張り切っちゃってんの〜w」と周りから小バカにされる謎の風潮があり、みんなでコテコテのジャパーニーズイングリッシュに磨きをかけて来たので、僕は酷い発音でした。しかし、大学生や社会人になるとコテコテのジャパーニーズイングリッシュだとみんなから笑われるという裏切りが待っているので、中高生の人は注意しましょうね。
そこで少し発音の勉強をしました。全部の発音を正すのは無理なので、まずは自分とCDとの比較しかなり目立つ違いだけを直したり気をつけたりしました。自分の中で違いが大きい順から、

発音で気をつけた点

  • 音をつなげる

「worried about」は「ウォーリダバウト」のように前後の音がつながります。どんな組み合わせでも無意識に繋げられるようにするのは必須だと感じました。僕は神出鬼没の「of」に結構手こずりました。

  • イントネーションを付ける

ちゃんとイントネーションやアクセントを付けたりすると結構様になります。

  • 語尾に余計な母音を付け足さない

よく「but」を「バットォ(buto)」のように語尾に母音を付け足して強調してしまう人がいますが、語尾が子音の場合はちゃんと子音で終わらせましょう。
    

  • 「r」「ir」「er」など

「r」の発音は難しいですけど頑張りましょう。よく舌を巻いて発音すると言われていましたが、その方法では早く喋れないのでお勧めしません。舌を口の奥に向かって持ち上げる方法がお勧めです。「bird」を「バード」と発音せずに、きちんと「r」を意識しましょう。「L」の方は気にするほどの違いは無いみたいです。

  • 語尾の「al」

形容詞でよく見かける形ですね。「critical」は「クリティカル」ではなく、「クリティコゥ」のように、語尾の「al」は「オゥ」ってする方がそれっぽくなります。あと、「able」も「エイボゥ」のように最後の方の「L」は「オゥ」って感じです。

  • 「AとU」

「fan」「fun」の違いを出来るようにしましょう。「a」は「ェア」のような感じです。

  • 「th」

舌を歯に挟むようにして発音します。僕の中では「ス」より「フ」に近いように聞こえます。

  • 真ん中の「t」

単語の中にある「t」は、「t」と「r」を足して2で割った音に聞こえることが結構あります。「article」は「アーリコゥ」みたいに聞こえます。

発音できない音は聞き取れません。聞いている時に、無意識に知っている音(カタカナ)に変換しているからです。rightとlightの二つの単語を聞いても、無意識に同じ「ライト」に変換しているから区別ができないのです。なので、音読をすれば耳も良くなります。


音読の方法

音読には普通に本を読む方法の他に、シャドーイングとリピーティングがあります。シャドーイングは、CDの声を1,2語遅れて追いかけるように音読する方法で、リピーティングは、まずCDを1フレーズくらい流したらそこで止めて、そのフレーズを正確に音読する。そうしたら次のフレーズへと繰り返すトレーニングです。
僕はまず、音読する前に文法をやり直しました。音読は完全に理解している文でないとあまり有効ではないからです。そして音読の手順はこのようにやりました。

  1. テキストを精読
  2. テキストを見ながらシャドーイングで発音を掴む(3〜5回)
  3. 普通に音読(10〜15回)
  4. テキストを見ないでシャドーイング(3〜5回)
  5. テキストを見ないでリピーティング(3〜5回)

初めての文なら、テキストを見ないところを見るようにして負担を減らしたり、違うトレーニングを増やしたりしました。音読をする時には、ただ読むだけではなく、ちゃんと内容を頭でイメージしながら声にしましょう。手振り身振りしながらやると、もっと効果的です。覚えるのが目的ではないので、一章やったら次の章に進んで、何週もするようにしましょう。目安は100回らしいです!

音読していたら、4,50回目あたりから全文を暗記してしまいました。更に、早く上達したいのに未だに中学生用のテキストを使っているのにイライラしてしまい、切り上げて先に進んでしまいました。次の高校レベルのもサクッと終わらせて次に進んでしまい、難しめの本で音読をやるようになりました。暫くしたら、案の定辛い割にあまり身につかないことに気が付きました。


僕の失敗その2   音読の回数を守らない。
僕の失敗その3   難しい本で音読をする。

音読は英語回路を作るためのトレーニングです。それには一定量の反復が必要なのでちゃんとやりましょう。あと、音読は構造、意味をちゃんと理解してる文でやる必要があり、難しい本では僕のように発音は分かるけど意味が出てこない事態に陥る危険性があります。(´・ω・`) 今思えば、音読は英語回路を作るトレーニングだから、英語回路作るのにわざわざ難しい本を使う意味はない気がします。
英語は勉強というよりスポーツに似ています。そして、音読は基礎体力を作る筋トレや走り込みにあたります。僕の場合、部活で最初に外で走りこみばばかりやらされている時期に、「早く、ボール使った練習させろよ・・・」とイライラするのと似た症状でした。

解決策:英語を『使える』ようにする音読と平行して、新しい事を『理解する』ための勉強をすると良いと思います。基礎の音読は一日1,2時間くらいにして他の時間を精読や単語など、ボールを使うような練習に充てれば、先に進みたいとイライラしません。英語は自分のレベルに合ったテキストを使うのが一番効率がいいです。僕のように焦らないようにしましょう。



そして、音読の時間が取れない場合は、電車などの移動中に心の中でシャドーイングとかの音読しても一定の効果が有ります。ちなみに、僕の大学の自習室の机には左右に大きな敷居があるので、僕はより効果を上げるために、身振り手振りもつけて心の中でシャドーイングしてました。


僕の失敗その4   その練習風景を通りすがりの友達に見られる。

左右の防御は完璧でも後ろがガラ空きでした。
解決策:外で身振り手振りは付けない。


お勧め

音読をしていたら、もっと自分が興味あって面白いテキストでやりたくなりました。そこで、Appleの創始者スティーブ・ジョブズのスピーチやプレゼンで練習しました。ジョブズの発音ははっきりしていて綺麗で、とても聞き取りやすいです。アメリカの偉い人はプレゼンや講演用にボイトレをする人が多いいらしいですね。
お勧めはスタンフォード大学でのスピーチとiPhone発表のプレゼンです。スタンフォード大学でのスピーチはとても素晴らしい内容で超感動しました!頑張ろうって気になります。全て覚えても損は無い内容で、特にお勧めです!!でも、ちょっと早口で難しかったのです。
そしてiPhone発表は、ジョブズの世界一と言われるプレゼンと観客の熱狂的な反応を楽しめます。自分が本当に言っているかのように心を込めてシャドーイングすれば、待望のiPhone発表の瞬間になった時、観客の熱狂的な歓喜の声に
「俺スゲーーーーーーー!!!!!!!!!!」
と、一人で勘違いしてニヤニヤできます。


スタンフォード大学でのスピーチ(1) (2)

原文 itunes動画音声が配信されてます。

iPhone発表

原文が見当たらない・・・ どこだっけなぁ・・・



関連項目